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変形性膝関節症 再生医療

変形性膝関節症 

変形性膝関節症とは老化や膝への負担によって関節軟骨がすり減ってしまい骨と骨が直接当たるようになり、関節の形が変形してくる状態の事をいいます。50才以上の人、女性、O脚の人、膝をよく使う職業の人、肥満の人などはかかりやすいようです。最初はなんとなく膝が重い、立ち上がるときに膝が突っ張るなどの症状ですが、そのうち歩き始めや立ち上がりに痛みを感じるようになります。膝に水がたまり、徐々に膝の変形動きが悪くなり正座など出来なくなります。
 
日常生活において膝に負担をかけないようにしましょう。長時間の歩行を避ける、できるだけ階段や坂道を避けるなどの注意が必要です。正座もよくありません。トイレは洋式にした方が良いでしょう。
 
レントゲン写真をとり自分の膝関節の変形の程度を確認する必要があります。治療としては鎮痛薬の内服、湿布薬、理学療法、大腿四頭筋の筋力トレーニング、およびヒアルロン酸を関節内に注入する方法があります。注射の回数は、通常1週間に1回、これを5回続けて治療していきます。その後、症状によって2~4週間に1回続けます。変形が強い場合は長期間ヒアルロン酸の関節内注入を継続する必要があります。
 
0脚の変形が強い場合は膝関節の内側に荷重ががかかっていますので、靴の中に外側を高くした足底板を作成して外側に荷重がかかるようにします。
 
これらの治療を行っても痛みが強くADL(日常生活動作)の改善を希望する場合は人工膝関節の手術をおすすめします。

再生医療 PRP注入療法

1.PRP注入療法とは
PRPとは、Platelet-Rich Plasmaを略した名称です。日本語では多血小板血漿と呼ばれていて、血小板の濃縮液を活性化したものを指しています。血液1mm当たり10万~40万個含まれる血小板は血管が損傷したとき損傷した場所に集まって止血するのですが、その際に多量の成長因子を放出します。この成長因子には、組織修復のプロセスを開始する働きがあります。PRP注入療法とはPRPに含まれる成長因子の力を利用して、人が本来持って治癒治癒能力や組織修復能力を引き出す引き出す治療です。
 
2.治療の長所・短所
損傷した組織の治癒・修復が促進されることが期待されます。その結果、膝関節の疼痛の軽減や損傷した組織の修復が見込まれます。また、患者様ご自身の血液を使うため安全性の高い治療です。これまでにPRPを注入した際の副作用はこれまでの国内、海外の文献を見ても報告されていません。しかしながら、この治療には個人差があり一部の患者では劇的な改善が見られる一方で、他の患者では効果が見られないこともあります。
 
3.治療の方法
患者様から18ccの血液を採血して当院においてPRPを調製し、患者様の膝関節内に注入します。採血から注入までおよそ30分で終了となります。
 注入後30分は安静にしていただきます。治療当日の激しい運動や飲酒、マッサージなどの膝関節に強い刺激が加わるようなことはお控えください。治療部位の感染を防ぐため、当日の入浴はお控えください。注射後3~4日後は、細胞の活発な代謝が行われるので腫れやかゆみ、赤みや痛みが出ることがありますが、その後自然に消失していきます。
 
4.ヒアルロン酸注入との比較
ヒアルロン酸は膝関節の炎症を軽減し、疼痛を軽減する効果が期待できます。関節内に注入されるとクッションのような働きをして、痛みを和らげる効果があります。しかしながら、PRPのような組織の修復を早める作用はありません。それぞれ長所、短所がありますが期間を置いて併用することは可能です。
 
●料金:1関節につき55,000円(税込)保険外治療となります。
自院でPRPを調製するため低料金を実現しました。

ヒアルロン酸の関節内注入で効果に限界がある方、人工膝関節などの手術以外の治療を試したい方などが対象になります。

ご希望の方は来院のうえ医師にご相談ください。
 
*当院は再生医療法に基づき国の審査を受けています。
 
PRP療法の詳細はこちらをご覧ください。